僕は漫画『HUNTERxHUNTER』が好きだ、『幽遊白書』も好きだし、『レベルE』も面白い。『てんで性悪キューピット』は読んでいない。冨樫義博の書く漫画は、そこそこ好きなのである。
そんな中でもハンターハンターの登場キャラ【アイザック=ネテロ】が好きなのだ。
クライミングも好きだ。特にボルダリングが。
何を言いたいかというと好きなもの+好きなもので記事を書きたいのだ。
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アイザック=ネテロ
これはネテロ会長 pic.twitter.com/M0Rc40JD3m
— リョウ (@ryo_s5zmx) September 29, 2019
ハンター協会及び審査委員会の第12代会長であるネテロはハンター協会の最高責任者であり武術の達人、ハンターハンターの世界観においてはスーパーエリートになる訳です。
そんなネテロもキメラアント討伐の際、命を落とすことになります。
とても衝撃的なキメラアント編。
ネテロがまだ会長になる前、修行時代(それでも46歳)の話があるのですがその話に学ぶことが多い。
ネテロ会長と感謝
ネテロ 46歳 冬
己の肉体と武術に限界を感じ
悩みに悩み抜いた結果
彼がたどり着いた結果(さき)は
感謝であった
自分自身を育ててくれた武道への限りなく大きな恩
自分なりに少しでも返そうと思い立ったのが
一日一万回の感謝の正拳突き
(出典:HUNTERxHUNTER25巻P90~91)
気を整え→拝み→構えて→突く
この一連の動作を感謝の正拳突きといい、それをネテロは1日中行うのです。
このシーンで思う。「日々、何の苦も無く楽しんでボルダリングに勤しむことができているがそこに感謝はあるのか」
昔は、クライミングジムなど本当に限られたとこにしかなく一番近いジムでも片道1時間は当たり前、エアコンの効いた部屋でボルダリングが行えるなど夢みたいだという話を聞くことがある。
僕にとってはジムを選べる、設備は整っているという今の環境は当たり前だが、すごく恵まれているのではないか?
周りの人へはどうだろう
一緒に登ってくれる、わからない時ムーブを教えてくれる、慣れてしまって感謝の気持ちを忘れていないだろうか?
外岩もそうだ。毎シーズン楽しく遊ばしてもらっているがそこには開拓してくれた人、地域住民との関係性を構築してくれた人、維持・管理をしてくれる人など多くの人の努力と理解によって成り立っている。
悩み抜いたネテロの辿り着いた結果が感謝のように、僕自身感謝の心を忘れてはならない。
何事も感謝なくしては強くなれないのだ。
ネテロ会長と継続
一連の動作を一回こなすのに当初は5~6秒
一万回を突き終えるまでに初日は18時間以上を費やした
突き終えれば倒れるように寝る
起きてまた突くを繰り返す日々
2年が過ぎた頃
異変に気付く
1万回突き終えても日が暮れていない
齢50を越えて完全に羽化する
感謝の正拳突き一万回1時間を切る!!
かわりに祈る時間が増えた
(出典:HUNTERxHUNTER25巻P92~94)
ネテロ会長の感謝の正拳突きかっこいいよね!
見習わなきゃねこの精神😊 pic.twitter.com/Ttdgm8jj7M— たつや仏 (@fuziwaratatuya_) March 11, 2019
継続の大切さを感じ取ることができる。
漫画なので非現実的ではありますが、継続することにより洗練された動きができるようになっていく。継続は力なりということ。
ただ個人的にこのシーンで思うことは、後々ハンター協会のトップにまでなるネテロが、日が暮れていないことに気付くまで2年の月日をかけているところ。
面白いことに主人公のゴンは完全な天才タイプですが、作中最強のハンターネテロは意外に努力タイプなんですよ。
2年同じことを毎日続けるというのは並大抵のことではない、そして成長というのは自分では分かり辛いことなのですね。
ただ継続することにより、成長スピードに差はあれど少しづつでも伸びていくのは間違いない。
逆に辞めてしまえば成長はその時点でストップなのだから。
また、感謝の正拳突きが1時間を切った後、祈るという選択を選んだネテロに僕は少し驚きました。
「正拳突きの回数を増やすのではなく祈るのか」と
クライミングに置き換えると考える時間を増やすということに繋がるのではないか。
そしてレストとも捉えられる。
上達を感じられると楽しさが全てを上回ってしまい気づかないうちに無理をしがちになってしまう。
怪我をしたら強制的に何もできなくなるし、トレーニングどころではない。
肉体的トレーニング+メンタルトレーニング
スポーツにおいて引き出しの多さやメンタルの強さは武器になる。
スペックを十二分に発揮するには心が安定していないといけないのだ。
ネテロの考え方はとても効率的なのです。
感謝
少しネタ要素の強い強引な記事になってしまいましたが満足しています。
原作を読んだときはネテロすげえで流してしまっていたのですが今読み直すとこういった捉え方もできるんだなと。
今回はクライミングと絡めましたが日常生活でも感謝の心は必要だと思います。
ネテロは武に対しての感謝を貫きましたが、感謝というのは比較的忘れがちな感情ですよね。
やたらめったら感謝しろというわけではありませんが、身近な好意には今一度、敏感にアンテナを張って感謝してみるのもいいのではないでしょうか。
そして自分自身感謝されるよう日々を過ごせればこれまた良しですね。
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[…] そうあまり読まれなかったネテロ会長に学ぶ感謝のクライミング【HUNTER×HUNTER】 […]
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