クライミング・ボルダリング PR

クライミングにおける小指の重要性を考える

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

最近ホームジムで常連さんに小指の大切さ、トレーニング法を教わりました。

クリンプ(カチ持ち)において小指はあまり必要のないものだと勝手に考えていたのですが、あまりにもクリンプが弱いため物は試しで鍛えてみようと思います。

一応調べてみると(信じていないわけではないです。)

人差し指温存

アダム・オンドラがインスタグラムに、ホールディングについて興味ある写真とコメントを掲載している。

「ホールドを、クリンプ(カチ持ち)でも、オープンクリンプ(ハーフクリンプ)でも、またはオープンハンドでも持てるということは、効率的なクライミングのために極めて重要。ひとつの持ち方だけでは、前腕のある特定の部位ばかりを使い過ぎてしまうけど、いろいろな持ち方をすれば、前腕全体をもれなく鍛えることになり、よりパンプに耐えられるようになるはず。

最近、小指がすごく大事だということにも気がついた。人差し指は痛めやすいし、また指皮を温存するためにも、時々人差し指を使うことを避けていたのだけど、そうしたら小指が強くなってきたよ」

アダムは、おもに人指し指を温存することと、小指が鍛えられることに言及しているが、この持ち方には他の利点もあると思われる。

3本指がギリギリの小さめのエッジの場合、人差し/中/薬のセットよりも、この中/薬/小のセットの方が、接岩面積は小さくなり、よりフィットする場合もあるだろう(もちろん保持力は劣るが)。特に男性に多いとされている「人差し指より薬指が長い」人の場合、エッジの形状によっては中/薬/小の方が持ちやすいということも、あるのではないだろうか。

CLIMBING-net:アダム・オンドラの人差し指温存クリンプより引用

なるほど、人差し指温存のために小指を活用するのか。アダム・オンドラの岩動画を観てみると確かに小指からホールドを握りこんでいる場面がある。クリンプも人差し指を使わない場面があり、上記を読む限りあえてやっているのでしょうね。

ただこれは保持を上げるというよりは、上級者向け温存のテクニックという感じですね。

カチ持ちは三本の矢

クリンプの基本から見直したいと思います。薄いホールドに人差し指、中指、人差し指を掛けます。ある程度登っている人ならぶら下がることは可能だと思います。しかしこの状態で身体を引き上げるとなると力が入りにくく、かなりの出力が必要になります。

そこで親指、小指で三本の指を挟みこみましょう。先ほどと違い引き上げるための力が入りやすくなったと思います。親指と小指で挟み込むことによって隙間がなくなり、一つの塊として機能するのです。

重要なのは一番強い親指と1番弱い小指なのです。憶測ですがこの挟む力が強くなればクリンプも強くなるのではないかと思います。

上半身のキーは小指?

筋肉図

『手の小指から出た筋膜は二の腕を経由して肩甲骨に到達する。』

これは小指側を意識的に使うことで肩甲骨につくインナーマッスルが収縮し、肩が開きやすくなるということです。逆に

『手の親指から出た筋膜は力こぶを経由して胸に到達する』

胸の筋肉が働くと肩甲骨は外に移動して肩が高くなります。背中は丸くなり体幹は抜け、すぐにパワー負けしてしまいます。

要するに小指から握りむことによって背中の筋肉を効率よく使うことができるのです。知らなかった。そして小指を意識することにより動きに優雅さが備わるようです。日常生活で何かを握るときは小指からを意識していきたいですね。

トレーニング方法

指切りげんまんの形を自分で作って引っ張り合います。30回ほどグッと力を入れてください。手ごろなトレーニングになります。

あとはジムでのキャンパスボードへぶら下がりですね。

キャンパスボード&指

その時に中指、薬指、小指のみでぶら下がることによりかなり小指を鍛えることができるようです。ただ指への負担は大きいので無理なく行うようにしてください。

アマゾンで検索するとメインユーザーは楽器をやっている方へなのですがフィンガートレーナーというものがあります。いろいろな指を鍛えることができるそうなのでこちらもお勧めです。

ギターやベースなどの弦楽器をやっていた人はボルダリングが始めから強い人が多いという話を聞いたことがありますが、指がある程度出来上がっている状態だからでしょうね。

最後に

今回、小指について調べてみましたが思ったより重要なパーツだったんだなと感じましたね。調べていて面白かったのはやくざがなぜ指を詰めるとき小指なのか?に対しての回答が「小指を詰めれば、刀の柄を握る力が半減する」、「小指を詰めると拳に力が入らなくなる」、「箸を持つのに支障がないのが小指のため」なんですね。何というか合理的といいますか。やくざ社会では生きにくくなるが生活するには問題ないでしょ、優しいでしょ、という情けってことなんですね。スポーツに限らず小指って何かと重要な指なんですね。

僕自身もっと小指を使いこなせればもう少しクライミングも強くなるのではないかなと思います。ただ

手のひら

僕の小指めちゃくちゃ短いんです(笑)こんな貧相な小指でも鍛えれば使い物になるのかな・・・

まあまた数か月後、検証結果を報告したいと思います。

ボルダリングにおける再現性を考えるどんなスポーツでも再現性というのはとても重要なことです。いや、スポーツに限らず仕事でもそうでしょう。日常生活の中でもです。 僕自身ボル...
ABOUT ME
管理人カチピン
管理人カチピンです。 趣味のクライミング(ボルダリングメイン)&食べ歩き。 その他日常や興味のあることをグダグダ書いていきたいと思います。 一応クライミングと食がコンセプトですがその2つは両立するのでしょうか? どうぞよろしくお願い致します。
こちらの記事もおすすめ

POSTED COMMENT

  1. […] クライミングにおける小指の重要性を考える最近ホームジムで常連さんに小指の大切さ、トレーニング法を教わりました。 クリンプ(カチ持ち)において小指はあまり必要のないものだと […]

  2. […] クライミングにおける小指の重要性を考える最近ホームジムで常連さんに小指の大切さ、トレーニング法を教わりました。 クリンプ(カチ持ち)において小指はあまり必要のないものだと […]

  3. クリマ より:

    いや指節くれ立ってて指の力めっちゃ強そうなんですが?!

  4. […] クライミングにおける小指の重要性を考える […]

  5. […] クライミングにおける小指の重要性を考える […]

俊トラeができなかった理由を考える|カチなピンチ へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です