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今更ながらTORU NAKAJIMA “BEYOND”をみた感想

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カチピンです。

先日ホームジムのバイトスタッフの子に「中島徹、BEYONDでユーチューブ検索してみて下さい。」

「中島徹、BEYONDね。」と言ったはいいもののすっかり忘れていました。

後日「観ました?」「ごめん観てない。」というやり取りをしつつラインでリンクまで送ってくれたのでこれは1度目を通しとかなくてはいけないなと感じ鑑賞したわけですが。

これがなかなか、一言でいうと血が熱くなる動画です。

カメX
カメX
動画を貼っておきますね。

2017年2月19日、中嶋徹は、アメリカ・ビショップにあるボルダリング課題Lucid Dreamingを登った。V15という世界最難クラスのグレードがつけられ、2010年にポール・ロビンソンが初登して以降の7年間で、ダニエル・ウッズとアレックス・メゴスのふたりしか成功していなかったきわめつけの難課題。 中嶋は、2015年の初トライ以降、2016年、2017年と、3回のツアーを要してこれに成功。トライ日数計16日間という、自身最長の時間をかけたこの課題に、彼はなにを見ていたのか。 計3回のツアーすべてに同行し、その一部始終をカメラに収めた橋本今史によるムービー『BEYOND』がついに完成した。映像クリエイターであり、自身もV14を登るクライマーである橋本。ふたりが、Lucid Dreamingにかけた2年間を語る。

ユーチューブ/TORU NAKAJIMA “BEYOND”より

9分33秒で岩を登りたい。できれば自身の限界に挑戦してみたいと思わせてくれるそんな動画です。

これをタダで観られる時代なのですから捨てたもんではありませんね。

モチベーションが上がる

僕自身モチベーションというのは生き物のようなもので、自身でコントロールすることはなかなか難しいという認識ですが実際こういった気持ちが上がる動画があるのも事実です。

スタッフの子が外岩の前日はこの動画を必ず観るといっていましたが、その気持ちは本当に分かりますね。

V15のLucid Dreamingを登りながら「今までもこれからもずっと趣味でやっていく」という中島さんは自分のことをプロフェッショナルなクライマーではないと言いますが「純粋にクライミングに向き合い続けるにはぶち当たった壁をしっかり乗り越えていかないといけない」との言葉からは十分プロフェッショナルに値する精神を持っていると感じ尊敬します。

泣ける人は強いと実感させられる

動画中盤に指皮が裂けLucid Dreaming敗退が決まり泣き崩れる中島さんをみて、心が熱くなりました。

僕自身まだボルダリングを始め4年ですが外岩で敗退しようがジムで登れない課題があろうが泣いた経験はありません。

せいぜいイライラした感情を言葉に発するくらいです。

泣けるという事はそれだけ悔しく、自分ならできるはずといった自信や積み上げてきた努力があり、岩や課題にそこまでのめり込めているからこその感情からくるものだと僕は思っています。

悔しくて泣ける子供は上達するスピードが速いと聞きます。

そう考えると泣けるほどのめり込む事ができていない自分が情けなくも感じますし、いつか泣けるほど落としたい課題に出会う事があるのかそれはどんな課題なのかというワクワク感もあります。

ただこの感情はプロセスがあってのことなので、努力の積み上げをしていかなければ泣ける課題には出会えないという事も理解しています。

個人的に好きなシーン/まとめ

トップアウト後の

「徹くーん!!」

「やったー!!!」

は最高ですね。

2人の関係性、この動画を撮影するための苦労全てがこの瞬間報われたような気がします。

この動画で強く感じたことはプロセスが輝くのは結果を出した後にしかないということ。

結果がすべてと言い切ってしまうとなんだか冷たい印象を受けますが、完登=結果を出したからこそ、それまでの過程が色づくのだと思います。

ただその岩があり続ける限り、挑戦し続ける事ができるのは外岩の1番の魅力だとも思っています。

本人が諦めない限り、可能性はあり続けるのです。

「純粋にクライミングに向き合い続けるにはぶち当たった壁をしっかり乗り越えていかないといけない」

この言葉はかっこいい側面とは裏腹に相当難しいことでもあります。

登れなくても死活問題になることはない趣味クライマーにとっては尚更です。

ただV15を登れと言っているわけではなく、自分自身の壁を乗り越えろという事!

ラビットうさぎ
ラビットうさぎ
お前はスラブ・垂壁逃げ回ってないで頑張れよ。
カメX
カメX
そういうことですね・・・。

ということで9分33秒と短くはないですが長くもないこの動画。

人によって捉え方は当然変わってくると思うのですが、ポジティブな気持ちになる人や勇気を貰える人も多いのではないかと思います。

教えてくれたスタッフの子には感謝しなくてはいけませんね。

ちなみにLucid Dreaming=明晰夢(めいせきむ)。自分で夢であると自覚しながら見ている夢のことです。

かっこいい課題名ですね。

この動画はオススメですよ。では

クライミング情報まとめページ

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他にも日常生活からクライミングにプラスになるような情報も!!

よろしければ1度覗いてみて下さい♪

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管理人カチピン
管理人カチピンです。 趣味のクライミング(ボルダリングメイン)&食べ歩き。 その他日常や興味のあることをグダグダ書いていきたいと思います。 一応クライミングと食がコンセプトですがその2つは両立するのでしょうか? どうぞよろしくお願い致します。
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