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外岩ボルダリングでの必須ムーブ!マントリング(マントル返し)とは?

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先日ホームジムで店長とお話させていただいたときに、時期も時期なので必然的に外岩の話になりました。

僕は狙いの課題前にあまり他の課題は触らない、簡単な課題であってもアップ目的以外では指皮消費したくないと思っているという話をしました。

しかし店長は、簡単な課題こそ触るべきだと。

何故なら外でのスラブもマントリングもそういう課題で覚えていくべきだし、やらなければいつまでも身につかないからだと。

何というか目から鱗が落ちるというと大げさかもしれませんがはっと気づかされる思いでした。

特に外のスラブはできないからと逃げ回っている僕に対し「初めは傾斜の岩でも途中からスラブ形状になる課題もあるけど、そういうのができないのはもったいなくない?」との言葉は身に覚えがあっただけに響きましたね。

白州ボルダーの白州マングースとかは最たる例です。

自分の中での簡単な課題は成果にならないからやらないよ!という慢心が自分の成長を狭めていました。

カメX
カメX
たいして強くもないくせに引き出しのないつまらないクライマーになる1歩手前でした。反省します。

親子亀
親子亀
苦手だから逃げるのではなく、苦手ならできることから積み上げていかないとね。

もう一つ、これも僕にとってはとても参考になったお話で、ある先輩クライマーは豊田に登りに行く際は必ず古美山(豊田のクラシックエリア)でaからeまでの(豊田ボルダーではアルファベットで難易度を示しているa=10から7級/e=初段)決まった課題を登り、その時の動きで体調の好し悪し、外岩での動きを確認するそうです。

外岩の動きを染み込ますとても理にかなっているルーティンだなと感じました。

前置きが長くなってしまいましたが、ジムでなかなかやることがないマントリング。しかし外岩では必須ムーブ。

得意な人は得意。苦手な人は大の苦手。この厄介なマントリングについて考えていきたいと思います。

マントリング(マントル返し)とは

外岩では必須ムーブ、必須テクニックの「マントリング」。

人によっては呼び方も異なり「マントル返し」などと呼ばれることもありますが、僕の周りではさらに短く「マントル」と呼ばれることが多いですね。

なので以下マントルと表記します。

マントルの基本的な動きはブロック塀を登りきるよう素早く体を押し上げ、足に立ちこみ、乗り上げるのです。

ポイント

🔶両手で一気にひきつけた後、手のひらを返し腕でのプッシュで上体を押し上げる

🔶マントルによっては足をあげヒールフックで乗り込む場合もある

イメージとしてはブロック塀をよじ登る動きで間違いないのですが、マントルは課題により千差万別。

そう甘い話でもありません。

《パターン1

この課題のマントルは悪くはありませんでした。

足を先にあげなくても、この時点で手首が返るのであとはプッシュして重心が前に行くよう押し込んであげればいいだけなのです。

このパターンのマントルでしたら、そう苦労することもないと思います。

《パターン2

こちらもマントルは悪くはないのですが、パターン1と違いマントルを返すのに勢いが欲しかったため足の力も利用しています。

いっせいのでグイと体を持ち上げた瞬間に手首も返しプッシュに移行、重心を前へと押し込んでいるイメージです。

タイミングが大切になりますね。

《パターン3

この課題のマントルは少し悪かったです。

リップを両手で保持しながら先に左足ヒールで乗り込み安定させてから左手を出した覚えがあります。

左手を引き上体を上げつつ右手はプッシュに移行。

それによりできたスペースに右足を置くといったマントルでした。

 岩の形状によりマントルの仕方も変わってくるので、他にも色々なマントル方法が出てくると思います。

しかし全体的にいえるマントルのコツとしては上体を岩に近づけることです。そうすると体が安定します。

なので体の引き上げが一番のポイントになります。

引き上げ時に怖がってしまい中途半端な引き上げになってしまうと体が上がりきらず手首を返す事ができなくなるので、怖がらず思いっきり引き上げ、まずは上体を岩に近づけることを意識しましょう。

実はこの引き上げはランジの動きと似ています。

そして上体を岩に近づけるのは厳密にいうと頭が人間のパーツの中で1番重いため、頭が離れてしまうとそれに引っ張られ体全体が壁から離れてしまうのです。

岩に上体が近ければ近い程、体は安定するので頭は岩に擦り付けるくらいのイメージでいると丁度良くなりますね。

マントリング練習方法

冒頭でも言った通り実際に外岩で簡単な課題のマントルをこなしていくのが1番の練習方法です。習うより慣れよですね。

外岩にそんなにはいけないという人や初外岩の前に練習したいという人はボルダリングジムでもマントル壁のあるジムなら練習することが可能です。

プレイマウンテンの擬岩とかは有名ですね。

マントルではボルダリングジムではあまり使うことのない押す力が必須になってきますので、プッシュに自信のない人はマントルのために腕立て伏せで押す力を鍛えるのもいいと思います。

地味なマントルされどマントルです。

外岩ではマントル核心の課題やマントル返しだけで初段のグレードがついている課題もあるんですよ。

マントル職人っていぶし銀な感じがして格好いいですよね。

逆にマントルが不細工だと格好良さ半減になってしまいますね。では

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管理人カチピン
管理人カチピンです。 趣味のクライミング(ボルダリングメイン)&食べ歩き。 その他日常や興味のあることをグダグダ書いていきたいと思います。 一応クライミングと食がコンセプトですがその2つは両立するのでしょうか? どうぞよろしくお願い致します。
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