僕はお菓子を頻繁に食べる方ではないのですが、昔からあるお菓子はクオリティが高いと感じます。
今の時代まで生き残っているロングセラー商品ということは、それだけの需要がある親しみやすい味わいということなのでしょう。
中でもコンビニで手軽に購入できてしまうミニオレオとビスコ発酵バター味は僕のお気に入りです。
ただビスコはともかくオレオに関してはカロリーモンスターという一面を持っています。
特に僕の場合は一枚・二枚で終了することはありません。
一袋であれば完食しなければならないという謎の強迫観念をもつ意思の弱い人間です。
僕の場合お菓子を食べるという行為は悲しいかな体重増加に直結しているのです。
ちなみにビスコ発酵バター味のカロリーは1枚21.8kcal、小箱1箱だと327kcalになります。
ミニオレオは1枚あたり14.4kcal、1袋325kcalになります。
調べていて初めてわかったことですが、箱と袋の違いはあれどカロリーだけで考えたのならビスコのほうがカロリーが高いですね。
さて本題に入りましょう。
タイトルにあるようにお菓子の中でラムネを強く押す理由をこれから解説していきます。
ブドウ糖は脳の活性化に必須な栄養素
もっとも有名なラムネ菓子は森永製菓株式会社から発売されている森永ラムネですね。
その森永ラムネはブドウ糖が90%配合されています。
脳のエネルギー源になるのはブドウ糖だけです。
他の組織は糖質・タンパク質・脂質どれもエネルギー源にできますが、脳はブドウ糖しかエネルギー源にできないのです。
脳が正常に機能するには1日120gのブドウ糖が必要と言われています。
ブドウ糖は脳だけではなく赤血球や、※腎臓(じんぞう)の髄質(ずいしつ)、一部の筋肉を収縮させるために利用されるエネルギー源でもあります。
体内でエネルギーに変換されなかったブドウ糖は、グリコーゲンに変わって肝臓や筋肉に蓄積されます。
筋肉に貯蔵されるグリコーゲンは※『筋グリコーゲン』と呼ばれます。
筋グリコーゲンが分解されてできるATP(アデノシン三リン酸)という物質と脂肪が分解してできたFFA(遊離脂肪酸)によって発生するエネルギーによって筋肉は収縮するのです。
知れば知るほどブドウ糖は僕らにとって重要な栄養素であることに気づきますね。
※腎臓の髄質=腎臓は表面に近い皮質と内側の髄質の2層構造になっている。
※筋グリコーゲン=筋肉に蓄えられるグリコーゲンを筋グリコーゲンといい、体内のグリコーゲンのうち8割強を占める。
ブドウ糖が不足するとどうなってしまうの?
ブドウ糖が不足すると思考能力が低下してしまいます。
やる気は出ず、イライラして、集中力にもかけるという目も当てられないような状態になります。
疲れたときに甘いものが食べたくなるのは脳がブドウ糖を欲しがっている証拠なのです。
僕も趣味のクライミングでヘトヘトになるまで登ったあとは猛烈に甘いものが食べたくなりますがブドウ糖を摂取しろとの脳からのシグナルだったのですね。
本当に人間の構造は不思議なほどうまくできているのだと感心します。
一時期炭水化物を全く取らないというダイエットが流行りましたが上記を鑑みるとあまりおすすめはできません。
脳がエネルギー不足になり日常生活に支障が出てしまいます。
ブドウ糖を含む食品はこれだ!!
まずはブドウ糖の豆知識。
ブドウ糖別名『グリコース』はブドウ以外でも摂取できます。
でもなんでブドウ糖って名前なのでしょう?
ブドウ糖の由来は名前そのままで果物の甘味の元は何かを調べていた学者さん(ブドウ糖の発見者)が実験の際によく使用していたのが果実のブドウだったからなんですよ。
ちなみに英語ではグルコースと呼ばれます。
こちらのほうがなんとなく特別感があります。
そうプロテインのように。
ブドウ・白米・バナナ・パン・あんず・はちみつ・干しブドウ・プルーン/乾・かんぴょう/乾・ラムネ菓子
中でもラムネ菓子での摂取は色々なメリットが有りおすすめです。
なぜラムネ菓子がいいのか?
チョコレートやお菓子とは違い、ラムネには砂糖の代わりにブドウ糖が主成分となるものがあります。
そういったラムネは適量を摂取することで様々なメリットがあります。
ダイエット向きのお菓子である
ラムネはお菓子の中ではカロリーが低い方に位置づけられます。
糖の塊であるラムネがなぜ?
理由は糖の違いです。
ブドウ糖は同じ分量であれば砂糖より低カロリーになるのです。
また空腹感抑制にも効果的であり、空腹を感じたときにブドウ糖を少し摂取することで血糖値がアップし脳lの空腹感が解消されます。
砂糖の甘さは快楽に繋がり大量に摂取してしまいがちですが、ブドウ糖のスッキリとした甘さは少量でも満足感をえることができるのです。
ブドウ糖は身体への吸収が早い
ブドウ糖摂取による脳へのエネルギー供給という点だけで見れば、でんぷんが多く含まれているお米でも問題はないのです。
しかしでんぷんは糖質の中でも三糖類以上の多糖類のためブドウ糖としての効果を発揮するのに時間がかかってしまいます。
砂糖ではだめなのかと思う方もいらっしゃいますよね。
砂糖はブドウ糖と果糖が結合した二糖類です。
一方ブドウ糖は単糖であるため複合体より体内に吸収されるスピードが早いのです。
ちなみに同じ重量の糖質でも、食品によって血糖値の上昇速度に違いがあります。
よく聞くGI値というのがそれを数値化したものです。
GI値ではブドウ糖を摂取したときの血糖値上昇スピードを100としています。
100がMAXで0に近いほど身体への吸収が遅いということになるので最も吸収の早いブドウ糖は脳へのエネルギーチャージに適しているのです。
もちろん過剰摂取は肥満のリスクがあるので注意が必要ですが、少量を食べる分には問題はありません。
過剰摂取のデメリットについては下記参照。
二日酔いに効く
SNSでも二日酔いにはラムネが効くという投稿をチラホラみます。
確かにブドウ糖の摂取は二日酔い解消のサポートになります。
ただ1番大事なのは水分補給です。
二日酔いは『アセトアルビヒデ』という有害成分によって引き起こされます。
アルコールは、主に小腸で吸収され肝臓に運ばれ、その後肝臓でアセトアルビヒデという成分になり体外に排出されます。
しかし肝臓で分解できる以上のお酒を摂取すると、肝臓にアルコールやアセトアルビヒデが残り、頭痛・胃痛・吐き気などの二日酔いに繋がります。
体内のアセトアルビヒデを薄める、身体から抜くこれをするにはまず水分補給が第一です。
その後に肝臓、アルコール分解するときに使うエネルギーを効率よくラムネで摂取するのがいいでしょう。
ラムネのデメリットは?
もちろんメリットだけではありません。
甘いお菓子と違い、ブドウ糖が主成分のラムネ菓子は体にいいのでいっぱい食べても大丈夫、というイメージがあるかもしれませんが食べすぎてしまうとしまうとデメリットもあります。
糖アルコールが引き起こす腹痛
糖アルコールは胃や腸で消化されず、腸内に水を取り込む性質があります。
そのため摂取しすぎると便の水分が増え下痢を引き起こす原因になります。
糖アルコール種類⇒エリスリトール・グリセリン・イソマルト・ラクチトール・マルチトール・マンニトール・ソルビトール・キシリトールなど
ブドウ糖摂取し過ぎは太る
何事もそうですが、過剰になり過ぎると身体にはマイナス効果になります。
ブドウ糖は有用な栄養素ではありますが、摂り過ぎると身体に悪影響を及ぼす可能性があります。
血液中にブドウ糖が増えると、インスリンの作用によって中性脂肪に変換されます。
中性脂肪自体は決して悪いものではありません。
なぜなら、中性脂肪はエネルギーを貯蔵するという大切な役割を担っているのです。
しかし、過剰摂取しエネルギーとし消費されなかった中性脂肪の多くは皮下脂肪になってしまうのです。
まとめ
ブドウ糖はメリットもデメリットもありますが、個人的にはメリットの方が圧倒的に強いように感じます。
適度を守れば必ず自分の力になってくれるはずです。
ラムネはブドウ糖を摂取しやすい反面、美味しくてついつい食べ過ぎてしまいます。
そこは節度ある適度な摂取量を心掛けましょう。
ブドウ糖・果糖が主成分の蜂蜜も合理的な栄養源であるのでおすすめです。