といった内容の記事を前に書いたのですが、今回はそちらについての深堀をしていきたいと思います。
クライミングにとってのピンチ力の大切さについて少し復讐すると、握力にも種類があり主にクライミングではピンチ力(ものをつまむ力)が重要になるという話をしたのですが鍛え方の項目で【ブロックウエイト】を紹介していました。
ただブロックウエイトの見た目だけではただの鉄塊にしか見えませんよね?
使い方は単純でこのブロックウエイトを片手5本指で持ち上げることによりピンチ力の強化を図ります。
そして何故このブロックウエイトがクライマーにお勧めなのかというと、ブロックウエイトは凹凸がなくどうしても滑りやすいので粉末チョークを付けて使用するのが一般的となっています。
クライマーがいつも手に付けている粉末チョークですね。
このトレーニングで必要なのは、ブロックウエイト本体と粉末チョーク(液体チョークでも問題ありません。)になります。
クライマーはもれなく片方の条件をクリアしているのです。
ノーチョーク派の方はすみません。
ブロックウエイトとは?
握力トレーニングの中でも主にピンチ力を鍛えるためのトレーニング器具です。
ピンチ力を鍛える方法や器具はいくつか種類がございますが、特に人気が高いのがこのブロックウエイトという種目。
要するに重いものを手でつまんで持ち上げるという単純明確なトレー二ングになるのですが単純なものこそ効果があるという世の理を感じますね。
①地面から膝の上までリフトします。(片手で持ち上がらなければ無理せず両手で上げましょう)
②ブロックウエイトを下す際は落とさないように気を付けましょう。
両手で数秒保持したり、片手で回数上げてみたりとシンプルながら色々なトレーニング方法があります。
ピンチ力向上への効果は絶大です。
余談ですが元NBAのレジェンドプレーヤーマグジー・ボークス。
言わずもながNBA史上、最も小柄(160cm)な選手でありながらチームの司令塔として14年間にわたって活躍した伝説の選手ですがマグジー・ボークスはレンガブロックを毎日もってトレーニングしていたそうです。
ある程度重量がありつまめるものでしたらブロックウエイトでなくても効果はあるという事ですね。もちろん継続力は必要になりますが。
オススメは伊藤鉉鋳工所のブロックウエイト
ブロックウエイトは少し前までは購入が困難なトレーニング器具でした。
海外ではブロックウエイトで有名なメーカーもあるのですが日本では手に入りずらく送料なども考えると非常に高価なものになってしまうのです。
そこに舞い降りたのが三重県桑名市の鋳物メーカー伊藤鉉鋳工所です。
2017年からブロックウエイトの販売を開始。
現在のバリエーションは
35.0ポンド=約15.9㎏
40.0ポンド=約18.1㎏
45.0ポンド=約20㎏
50.0ポンド=約22.7㎏
55.0ポンド=約25㎏
60.0ポンド=約27・2㎏
ブロックウエイトは指をかける窪みや凹凸がないので、チョークが必須なのですが伊藤鉉鋳工所では滑りやすい塗装ではなく、経年や状態で難易度の変わらない錆加工が施してあります。
初心者や手の小さい人は断然30.0ポンドか攻めても35.0ポンドからがお勧めです。
重くなるにつれて幅も大きくなります。
寸法がしっかりと表示されているものを見つける事ができませんでしたが、35ポンドで約12~13㎝、45ポンドだと14~15㎝だそうです。
50ポンドからは選ばれたものが鍛錬を積んでやっと浮くくらいのレベルらしく、そうなると元のクライミングでのピンチ力向上という目的から逸れてしまいます。
あくまでクライミングのプラスになるくらいの負荷を選びましょう。
※45ポンドのリンクから商品の重量は選択できます。
ブロックウエイト/口コミ
ブロックウエイトは35が最も使用頻度が多いけど30があれば30が最も多くなるだろうね。
— 大江誉志 (@san10ro) November 6, 2018
商工祭りの二日間で、35lbsのブロックウエイトをリフト出来たのは8人。
鋳物レンガをリフト出来た女性は1人。
鋳物レンガはチョーク着けると挙げにくいので、汗拭きシートで手を綺麗にした後に乾拭きしてからやると引っ付いて挙がってくれます。
11月7日からのメッセナゴヤでは何人リフト出来るかな
— 有限会社伊藤鉉鋳工所 (@HSKettlebell) October 29, 2018
今試しにブロックウエイト掴んでみたけど、とても片手で掴んで持ち上げられない!両手で鷲掴みにして数十秒がやっと!これ相当指の力強くないと持てないぞ!
片手でブロック掴んでトレーニングしてる人どんだけ化物なんだよ…!
憧れる…!これ片手で掴めたら最高だな!面白くなってきた!
— Takuya@握力100kg超え目指し中 (@taku8cell) September 8, 2018
私だったら35を買います。
ブロックウエイトで難しいのは重さというよりその形状になります。
35→40はアール(横の膨らみ)がそんなに変わりませんが、40→45は大幅にアールが変わり、難易度が激増します。
参考に私は握力計振り切ってましたが、35が初見では挙がりませんでした。
— カール (@curl777grip) October 25, 2018
かなりマニアックな世界ではありますが、握力ガチ勢からしたらブロックウエイトはすごく効率的で楽しいトレーニングの様です。
自宅でできるトレーニングでピンチ力を向上できるのはかなり魅力的ですね。では
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