こんにちはカチピンです。
あちらこちらでマダニが発生しているみたいですね。
マダニと聞いても動物に関わる仕事をしている人、ペットを飼っている人、アウトドアが好きな人以外あまりピンとこないかも知れません。
僕も外岩をやり始めてからマダニという存在を意識するようになりました。
あまり関係ないから特に興味はないという人も多いと思いますが、マダニは思っているより身近に潜んでいる凶悪な隣人です。
これはなんにでも当てはまりますが知っていることにより適切な予防・対応ができます。
プライベートを存分に楽しむためにも、マダニの危険性を覚えておいてください。
緑があればどこにでもいるマダニ。
山や森の草むらをかき分けて目当ての岩へアプローチする場合、この時期マダニとの遭遇は回避できないこともあるでしょう。
そもそもマダニとダニってなにが違うのでしょう?
マダニとダニの違い
マダニは普段私たちが口にするダニとは別の種類になります。
簡単な区別として一般的にダニと呼ばれているのは目に見えない微小ダニのこと。
ダニの大きさは約0.2~0.4㎜に比べ、マダニの大きさは未吸血の状態の時でも2~3㎜以上あります。
吸血して膨らむと1㎝を超えるものもいます。
多くの場合は肉眼で見つける事ができます。
食べるものも違います。
室内に住むダニは人の垢やフケを餌にして増殖します。
一方マダニは動物や人の血を吸って増殖します。
これだけですと目に見えないダニなんて可愛いものだと思うかもしれませんがダニはダニで厄介なのです。
チリダニやコナダニはハウスダストに多くふくまれアレルギーの原因となります。
気管支喘息・通年性鼻炎・アトピー性皮膚炎これらのアレルギーの7~8割がダニが原因だといわれています。
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マダニについて詳しく解説
節足動物門クモ綱ダニ目マダニ亜目に属するダニのことで世界で800種以上、日本では約50種が知られています。
そのうち約30種のマダニで人寄生例が知られています。
実はマダニは昆虫ではありません。
昆虫は足が6本なのですが、マダニの成ダニは足が8本あります。
クモやサソリと同じ仲間ということになりますね。
マダニの生息地・活動期間
①広い公園
②歩道の茂み
➂川辺・河川敷
④森・山
特にシカやイノシシ、野ウサギなどの野生動物が出没する環境に多く生息しています。
しかしキャンプや山登りに行かなければ大丈夫という訳ではありません。
都心の公園や河川敷でも普通に生息しています。
生息する地域はどんどん広がっていて、山や森に行かなくとも公園で子供を遊ばせている時や河川敷でペットを散歩させている時などに吸血されることも大いにあり得ます。
僕の住んでいる静岡県でも2021年3月6日県内初の『重症熱性血小板減少症候群』通称「SFTS」患者が確認されました。
このSFTSはマダニが媒介する感染症の1つです。
SFTSについては後述で詳しく説明します。
マダニは5月~9月の間に発生することが多いですが、季節に関わらず1年を通して活動しているので油断大敵です。
マダニの何が怖いのか?
真の怖さはやはり感染症でしょう。
マダニに噛まれる痛みよりもその後、感染症を引き起こす可能性があることが怖いのです。
もし噛まれてしまっても無理にとってはいけない!!
吸血中のマダニを無理やり取り除こうとすると、マダニの口器が皮膚の中に残ってしまう可能性があります。
また、マダニは体内にウイルスや細菌を持っているため潰れてしまうと人やペットに感染症などの悪影響を及ぼす恐れがあります。
つい取り除きたくなりますが、絶対に時分で取ろうとはせずに医療機関で除去してもらいましょう。
マダニが*媒介する病気
日本ではマダニによって感染することが知られている、または感染するのではないかと考えられている病気が5つあります。
- ライム病
- ロシア春夏脳炎
- 野兎病
- 日本紅斑熱
- 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)
ライム病とロシア春夏脳炎はシュルツェマダニが原因になっていることが知られています。
野兎病はマダニが原因とされる症状が知られています。
しかしキチマダニ・ヤマトダニ・シュルツェマダニ・タネガタマダニから菌が検出されているもののどの種が原因かは不明です。
日本紅斑熱はキチマダニ・ヤマトダニ・フタトゲチマダニ・タカサゴキララマダニから菌が検出されていますがこちらもどの種が原因かは不明。
※媒介=2つのものの間に合って、なかだちをすること。とりもつこと。またそういうもの。
⑤重症熱性血小板減少症候群(SFTS)
2011年に中国で初めて報告されたバンヤンウイルス属のSFTSウイルスによるマダニ媒介性のウイルス感染症です。
中国からの報告ではフタトゲチマダニ・オウシマダニからウイルスが分離されたとされていますが、日本のマダニにおける保有状況は不明です。
これまで日本を始め、中国・韓国・ベトナムでSFTSの患者が報告されています。
日本においては最初の患者が2013年に報告されて以来、毎年70名以上が発症しています。
主な症状は発熱と消化器症状で重症化し死亡することもあります。
潜伏期間は5日~2週間。
今のところ*対症療法しかなく、有効な薬剤やワクチンは発見されていません。
空気感染や飛沫感染の報告はないが、患者血液への直接接触による感染例は確認されています。
また2017年以降、日本において猫や犬などのペットがSFTSを発症した事例が相次ぎ、SFTSを発症した動物から人へ感染する事例も報告されています。
※対症療法=表面化している症状を緩和させ、苦痛を和らげるための治療法
マダニへの対策
マダニがいそうな場所へ行くときは帽子・手袋・長袖長ズボンを装着して肌の露出を控えましょう。
首にはタオルなどを巻くといいでしょう。
明るい服を着てマダニの付着を分かりやすくするのも効果的です。
外出先から戻ったら、玄関に入る前にまずマダニが付着していないかを確認。
洋服を叩いて払ったりガムテープでとったりするのもおすすめの方法です。
マダニはディート成分を嫌うのでディートを使用した虫よけスプレーを上手に活用しましょう。
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