先日初の幕岩ボルダーへ行ってきました。
なんで初めてのエリアってこうも胸躍るのでしょうか?
当然のことながら車の中から見る景色もエリアごとに違いドライブとしても楽しめます。
幕岩は神奈川県湯河原町鍛冶屋にある幕山公園にあるボルダーなのですが、何と言っても暖かい。関東クライマーにとっては冬の定番スポットになっているらしいですね。
4,000本の梅林は開花していれば壮大な風景だったと思います。
ボルダーとしてでなくとも楽しめそうだなと思いました。
現にハイカーさんも沢山いました。
そして予想通りクライマーも本当に沢山いてメインの貝殻岩には20人以上人が集まっていたんじゃないでしょうか?
ということで少し日和ったのですが、せっかく湯河原まで来て貝殻岩を触らないという選択肢は僕にはなかったのでなるべく岩だけを見つつ積極的に触っていったのですが。
まあ楽しい。
まったく酔うこともなく、周りの人もいい人ばかり。
幕岩の課題は限定が多いのですが初めて会った人酔いを恐れるばかりに不愛想な僕にも丁寧に教えてくださり感謝の気持ちでいっぱいです。
こういった出会いも外岩の魅力ですね。名前も知りませんが岩を続けている限りまたどこかで会えるでしょう。
前置きが長くなりましたが今回は人が沢山いるから触らないというのは勿体ないのではないかというお話です。
人が多いと課題が触れない心情
人が多いことにより課題が触りにくいという人は多いのではないでしょうか?
正直僕も人混みはあまり得意でないので心情は分かるつもりです。
僕もボルダリングを始めた当初は人が多い壁は極力避けていました。僕の場合は人酔いで単純に気持ち悪くなってしまうというのもあるのですが、やはり1番は恥ずかしいという気持ちが大きかったからです。
周りの目が気になり落ちてしまう事、上手く体を動かすことができない事が無性に恥ずかしいと感じていたのです。
周りがスラスラできていると自分は場違いなのではないか?浮いてないか?などマイナスな気持ちになってしまったんですよね。
後は親切なクライマーのアドバイスが意外と辛かった。
こうやればいいと思うよとアドバイスをくれるのはすごく有り難かったし嬉しいのですがそれを試してできなかった時に期待を裏切ってしまったと感じることがありました。
何というか気まずい!!
こういった理由からなるべく人のいない壁で登ってしまうのです。
外岩でも同じ気持ちになりましたね。
周りに人がいて課題の離陸すらできなかった時は恥ずかしいやら情けないやらで、課題に対して消極的になる一方です。
外岩はジムより空気感がピリついているようで余計に人の目が気になりましたね。
考え方を変える
まず誰しもが初めから上手く登ることはできないし誰しもが初めは恥ずかしいなと思ういわゆる誰もが通る道だという事を知ってください。
上手く体を動かすために練習しているので落ちることなんて当然。当たり前のことなのです。
そもそもセッション(同じ課題を登る)していない限りそこまで周りの人は自分のことを見ていません。
もし笑うような人がいればその人の人間性が終わっているだけなので何も気にすることはありません。
アドバイスについてもできないからと言ってマイナスのイメージを持たれることはないので安心してください。
これについては当時の自分は考え過ぎていたなと感じます。
外岩に関しても同じで、自分の限界グレードを触っていてすぐに完登できる人なんて稀です。
それにせっかく時間とお金を使っているのに人が多いという理由で断念するのは勿体ない。
初めは全くできなくたっていいんです。
最終的に完登できればいいんです。
その可能性を広げるには、やはり沢山チャレンジするしかないんです。
岩に対して戦略的にレストするのはとても大切なことだと思いますが、消極的になってしまうのは考えうるなかで1番悪手です。
どんどん身体は冷えていきますしね。
人が多い中でマシンガントライをしろとは言いません、触りたいのは自分だけではないのである程度順番、空気を読むことは必要ですが空気を読みすぎる必要はありません。
岩も壁も皆平等なのですから。
ワンポイントテクニック
周りを気にせず集中するおすすめテクニックがあります。
壁でも岩でも使用できる簡単なテクニックなのですが、
スタート体制に入ったら思いっきり息を吐くのです。
吐ききったら初手を出す。
酸素を吸うのは無意識に身体がやってくれます。
これかなり集中できます。
周りのことが気にならなくなりますし頭もクリアになるので最近の決めトライでは必ずやるのですが、簡単なので是非試して見て下さい。では
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