カチピンです。
暖色系の色は(例・赤や黄色)*交感神経を寒色系の色(青など)は*副交感神経を活発にさせるといわれています。
交感神経・副交感神経共に自律神経の一部を構成する神経です。
※交感神経
「闘争と逃避の神経」などとも呼ばれていて、激しい活動を行っている時に活性化する神経。
※副交感神経
交感神経と対照的な存在であり、心身を鎮静化状態に導く神経。
呼吸にも似たような効果がありますね。
深くゆっくりとした呼吸(腹式呼吸)により副交感神経の働きが良くなり、リラックス状態を意図的に作り出す事ができます。
逆に浅く連続した呼吸(胸式呼吸)には気持ちを奮い立たせる効果があります。
カラーブリージング/色の呼吸法
実際にカラーブリージング(色の呼吸法)というものが存在するんですよ。
1999年に『美しくなるカラーブリージング/美容と若返りと健康を実現する色の呼吸法』が刊行されたことにより広く知られるようになったそうです。
簡単にいえば色をイメージしながら、呼吸とともに、体内へ色のエネルギーを取り入れる呼吸法。
試したことはないですがどちらも自律神経に作用するので、2つを組み合わせることによりより多くのリターンを手にすることができるのかもしれません。
色が人に与える影響・効果
生活の中には様々な色が存在しています。
食事の色合いで食欲に変化が出たり、同じ温度でも色によって温度感を見誤ったり、好みの色によってその人の性格や嗜好が分かってしまったりと色が人に与える影響・効果は甘く見る事ができません。
- 寒色と暖色
- 軽い色と重い色
- 膨張色と収縮色
①寒色と暖色
暖かさと冷たさを感じさせると同時に暖色は交感神経に、寒色は副交感神経に作用するとされています。
緑や紫のように温度感がはっきりしない色を中性色系といいます。
暖色系と寒色系の心理的温度差は3℃といわれています。色で温度が3℃変わるとはびっくりですね。
暖色系:赤・オレンジ・黄
寒色系:青緑・青
中性色系:緑・紫
②興奮色と沈静色
最たる例は闘牛の赤いマントですね。でも皆さん勘違いしていることが一つあります。
牛は赤いマントに興奮しているわけではなく動くものに興奮しているのです。なんなら黄色いマントでも白いマントでも興奮します。
赤いマントで興奮しているのは観客(人間)の方なのですよ。
暖色で高彩度=興奮感を与える
寒色=沈静感を与える
➂膨張色と収縮色
魔女の宅急便でオソノが『黒は女を美しくするよ。』というセリフがあります。要は黒色が収縮色であるために着やせする、スリムに見えるという事なんですね。
逆に白は膨張色で普段より太く見えてしまいます。
囲碁の石ですが実は黒と白で大きさが違います。黒が直径21.9mm、白が22.2mmですが人間の目にはほぼ同じ大きさであるように見えるのです。
色って面白いでしょ?
膨張色=白
収縮色=黒
では、それぞれの色がどういったイメージを人に与えるのかを紹介していきます。
各色の与えるイメージ
赤
情熱・活力・興奮・高揚・怒り・暴力・警戒
行動を促す効果のある赤、コーポレートカラーで赤を使用する大手企業は数多くあります。
青
知性・落ち着き・信頼感・誠実・疾走感・悲哀・冷たさ・孤独
こちらもコーポレートカラーとして人気ですね。誠実さ信頼関係といった印象を喚起させるためでしょう。
黄
愉快・元気・軽快・希望・無邪気・注意・注目
光を表す際に使われる黄色は、明るく楽しい印象を持たせる事ができます。五感の中で聴覚と関係が深いのは黄色です。明るい声は黄色い声援と言いますよね。
オレンジ
喜び・活発・陽気・明るい・暖かい
陽気・暖かい印象のあるオレンジは在住関係や陽気なイベント等に使用されやすい色です。赤と黄を混ぜ合わせた中間の色でどちらのいいところを兼ね揃えている色でもあります。
緑
安らぎ・癒し・調和・安定・若々しい・健康・やさしさ
自然のイメージが強い緑は健康的な印象を喚起させるため健康食品や環境対応商品などに多く使われます。
ピンク
可愛い・幸福・愛情
赤ん坊や女性を連想させるピンク。ピンクには愛情や幸福感を喚起させるため贈り物のリボンや女性ものの商品、広告では春を連想させるので春のキャンペーンなどで使用されることの多い色です。
紫
上品・優雅・妖艶・神秘・高貴・下品・不安
敷居の高さや特別感がある紫。静の青・動の赤、相反する色が共存する紫は『高貴と下品』『神秘と不安』など二面性を持っています。状態場合によって色の性格が変わる複雑な色なのです。
黒
高級感・重量感・威厳・恐怖・絶望・不吉・悪・死・極限・力
黒は枠で囲まれた中のものを浮き出させる枠縁効果が高い色です。あとは重量感が出るのでトレーニング機器に使用されることが多いのですがこれは重さを感じ負荷をかけてしっかり練習したという精神的手応えが得られるからです。
白
純粋・清潔・神聖・正義・空虚・無
汚れのない清潔なイメージなのでブライダル関係や医療関係で使用されることの多い色です。光を透過する白は健康には1番良い色とされています。
色とクライミング
クライミングでも色の効果を十分に活用できますね。
まず外岩に行くときは青色は必須です。逆に赤はいらないでしょう。
なぜなら情熱のない人は外岩など行かないから赤の力をいちいち使用することはないのです。
大切なのは知性と落ち着きの青です。
後は寒い日にオレンジなども身に付けておきたいですね。
インスタ映えしたいのなら膨張色の白より収縮色の黒のTシャツもしくは上裸ですね。
若々しく見られたいのなら緑のTシャツもありですね。では
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