早速ですが皆様国民的体操として有名なラジオ体操には第三そして第四(みんなの体操)があるのはご存じですか?
僕は恥ずかしながら最近知りました。
そしてコロナの影響で運動不足の人も多いのではないでしょうか?
今はおうち時間というハッシュタグをよく見るようになりました。
僕のおうち時間は食べてばかりです。
そんな人にはラジオ体操第三がオススメですよ。
ラジオ体操の印象としておじいちゃん、おばあちゃんが軽い運動のために習慣にしている体操というイメージを持っている人も多いかもしれません。
しかしラジオ体操が生まれて90年以上(2018年11月で90周年を迎える)。こんなにも知られている体操はないでしょう。
長く引き継がれるのには理由があり、それは効果があるという事です。
ラジオ体操第一、第二
姿勢と呼吸を整える【ラジオ体操第一】、第一よりも強度が高く体をほぐす【ラジオ体操第二】。
ラジオ体操は約400か所の随意筋(ずいいきん)を動かせるといわれています。
随意筋(ずいいきん)は、自己意識下で動かすことの出来る筋肉。体を動かす骨格筋がこれにあたる。自己意識下で動かすことの出来ない筋肉は不随意筋(ふずいいきん)と呼ばれ、心筋、平滑筋(胃腸などの筋肉)がこれにあたる。
自分の意思で動かせる筋肉のことを随意筋というのですが、もともと現代人は1日の約60%を座って過ごすといわれています。
普段の生活ですと確実に運動不足ですね、今は外出自粛によりなおのこと運動できていない人が多いのではないのでしょうか?
運動不足になると、日常生活で使われる最低限の筋肉だけに頼った生活になり、使わない筋肉や関節が固まってしまいます。
これが痛みや不調を誘発させるのです。
ずっと自宅で過ごしているとなおさら衰えは加速の一途。
そう思うと400か所の随意筋を動かすことのできるラジオ体操は優秀だと思いませんか?
第一、第二合せても6分弱程度ですね。
そしてここからが今回の本題になるのですが更にオススメなのが第三です。
ラジオ体操第三とは
巷で幻のラジオ体操と呼ばれている【ラジオ体操第三】ですが、何故幻なのか?
ラジオ体操第三は1946年(昭和21年)から1年半あまりしか放送されなかったのです。
その理由は第一、第二と比べテンポが速く、動きもダイナミックであるが複雑なためラジオではどんな動きを指示しているのかを伝えずらいまたは伝わらなかったためです。
龍谷大学の安西将也教授(公衆衛生学)と井上辰樹教授(運動生理学)らが当時の音源や資料を手掛かりにこの体操を復元しました。(2013年11月初お披露目)
ただユーチューブには公式のラジオ体操第三の1部だけしか配信されていないのです。
しかし公式以外でしたらフルで体操をしている動画がちらほらありましたので、参考にしていただければと思います。
安西教授曰く
「1度では覚えきれず、かといって難しすぎない。程よい程度の運動」
とのこと。
また「心拍数が110から150で有酸素運動と同じ範囲」とも説明していて、第一・第二と比べて第三は運動効果が高く、生活習慣病の予防などの効果にも期待できるため今注目されています。
急激に心拍数を上げることなく、徐々に上げてピークへ持っていき、第12運動あたりからゆったりとクールダウンする。とても計算されたプログラムになっています。
ただでさえ体の健康にも心の健康にもいいラジオ体操の最高強度版。
しかも無理ない範囲で考えられた体操。
それが第三なのです。
おうち時間にはもってこいということですね。
余談ですが2012年8/31放送のタモリ倶楽部で幻の第三の正体を明らかにする。という企画が放送されています。
第四=みんなの体操
第四と書きましたがみんなの体操が正式名称です。
同じ音楽で起立した状態と椅子に座ったままの状態の2通りの方法があり、年齢・性別・障害の有無に関わりなく体操ができるというのがコンセプト。
高齢者に負担が少ないように、ラジオ体操に比べて運動量を低く抑えています。
優しい運動なのでどなたでもチャレンジできると思います。
ラジオ体操まとめ
どの体操も3分~4分程。
強度が物足りないのなら、第一・第二・第三を続けてやってみたり、第三を連続でやってみたりと調整しやすいというところがいいですね。
そして体一つあればできるのがラジオ体操の1番のメリットだと感じています。
外出自粛で油断するとゴロゴロして1日終わってしまう。
ただ筋トレ、ランニングなどはやりだすまでが億劫だという人は気軽にできるラジオ体操をやってみてはいかがでしょうか?
僕もラジオ体操第三をマスターするのが来週の目標です。(笑)
では
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