最近はもっぱら寒くなり、1つ行動するのにも大きな意志を持たないと難しくなってきました。
要するに布団から出たくないという事なのですが、今の時代布団に包まったままでもネットやSNSからの情報収集が容易にできてしまう訳です。
とても便利な時代になりましたね。
色々情報をインプットしているうちに僕・私は今勉強している。
行動している。
と満足してしまうノウハウコレクターが生まれやすい時期でもあるのじゃないかと…。
ここで1度冷静に自分を見つめ直していきましょう。
色々と情報を得るのはすごく良い事だと思います。
ただその情報すべてを活かせるのか?
三十年間の自分を振り返ると答えはNOです。
僕自身の人生を振り返って人より優れていると思ったことはないですし、色々な情報に手を出したとしてそれをすべて活かせるのは経験上不可能です。
正直ノウハウコレクターになっているほど自分には時間がない。じゃあどうするのか?
やるべきことは絞りしっかり行動するしかない。
勘違いしないでほしいのはノウハウコレクターが悪いと言っているわけではありませんよ。
情報を積極的にインプットしているのはとても素晴らしいことだと思っています。
ただノウハウコレクターで終わってしまうのは時間も労力も勿体ないという事です。
せっかく時間も労力も使うのであれば結果を求めましょう。
それはクライミングでも一緒です。知っているとできるというのは全く違うことなのです。
まずノウハウコレクターと言われるのはどういう人たちなのかを知りましょう。
ノウハウコレクターといわれてしまう人の特徴
ネットビジネスでよく使われる用語ですね。
読んで字の如くノウハウをコレクションしてしまう人のことなんですが。
最大の特徴は結果が出ていないのに次へ次へと教材を購入したりコミュニティを渡り歩いたり情報のインプットだけで終わりアウトプットすることはなく時間とお金、労力を費やしてしまうということです。
リスク(出費)ばかり背負ってリターン(収益)が0な訳ですから周りから見ればなにやってんだろとなるのでしょうね。
ノウハウコレクターになりやすい人
- 行動できない
- 完璧主義
- 継続力がない
①行動できない
このケースは色々な理由がありますし②との関りも少なからずあります。情報を得ることに満足してしまい実際に行動しないというのが1番当てはまりますね。
インプットしただけで満足感を得てしまい、1番大切なアウトプットまで行動できないというパターンです。
②完璧主義
得た情報に対して自分が完璧に理解していないと実践に移せない為、常に新しい情報を探してしまいます。他の人と比べてしまい劣っていると感じるとアウトプットをためらいます。
不安心理を和らげるために勤勉に学習しますが、アウトプットできないことで成果につながらず頭でっかちになってしまいます。
➂継続力がない
楽な方法で結果を得たいと考えるあまり、次々と新しい情報へと移りわたっていきます。世の中には「1日〇分するだけで〇〇になれる」などといった耳障りのよい言葉が溢れています。
1つのことを結果が出るまで継続できず、どんどん楽な方情報へ流れていって結局何も身につかないというのがこのパターンです。
クライミングで考えよう
それでは前述したノウハウコレクターについてをクライミングで考えてみましょう。
ノウハウコレクター批判でよく言われるのが、どうせなら稼げるノウハウコレクターになろうよという事です。
クライミングでいうならば知識もあり実際りも強い・上手い人になろうという事です。
どのジムにも教えたがりおじさんっていますよね。
初心者の登竜門などともいわれ、一見親切なように見えますが段々とネガティブな印象になっていく教えたがりおじさん。
知識を自分の登りへのプラスに変えるわけではなく、ビギナーへのマウント取りのみに使用する為そうなってしまうのでしょう。
そういった人は大体いつまで経っても初心者に毛が生えたくらいの実力で停滞しています。
その知識をひけらかさず、自分の登りに取り加え、聞かれたら教えてあげるくらいが1番かっこいいと僕は思いますが。
ノウハウコレクターになりやすい人で考えると①②行動できない、完璧主義はビジネスと一緒で似ていますね。
ムーブが分かっていても、落ちたら恥ずかしいからできない。
完登できないと思うから触らない。
など。
上手くなりたいから、ムーブのコツややり方などは調べるけど実際やってみて練習することができない。やり方が分かり満足してしまうのは①のタイプですね。
調べた結果、今の自分ではできそうもない。まずは筋トレして腕の筋肉を増やそう、次は柔軟性を上げてきっちり仕上げてからこの課題に打ち込もう。といった形で完璧なことをしたいが為に本来の目的が遠回しになり全く上達しないのが②のタイプ
➂についてはジムに来ているだけで継続はしているのであまり当てはまる人はいないのかもしれませんね。
①については知っているのとできるというのは全く別物という事をしっかり意識してできることを増やすようにしていきたいですね。知ってるけどやっていないはノウハウコレクターの常套句ですよ。
できること=結果です。
②は肝心なクライミング作業を放り出して他の作業に打ち込んでもいても、クライミングは上手くなりません。たとえ頑張っていてもです。
初めから完璧にできる人なんていません。とりあえずやってみるといった行動が結果を出す近道になります。
後は効率面も大切です。例えば今回のロクスノ086はスラブの登り方特集でしたが、こちらを読んで感銘を受けてから傾斜の壁ばかり触っていても目的と手段にズレがありますね。
傾斜は多少上手くなると思いますが、せっかくロクスノにスラブのコツやヒントが書かれているのですから、試さないのは勿体ないですよね。
まとめ
皆さんはクライミングにおいてもノウハウコレクターになっていませんか?
正直な話これは僕自身への戒めの為の記事でもあります。
ブログを書くようになり、必然的に何事についてもまず調べるというのが多くなりました。
知識を得ることは素晴らしいことだと思いますし現状何事も調べるという行為が自分に身についているのもいい習慣だと思っています。
ただクライミングでそれを活かせているのかと思うと、3割も活かしきれていないと思います。
これ以上のノウハウコレクターにならないためにも、1つ1つ意識して消化していく、結果は行動から始まるというのを心がけていきたいなと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。