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クライミングにおける滑り手対策

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こんにちは。カメです。

クライミングをやっていると自分が滑り手なのか乾き手なのかがわかってくると思います。

僕はどちらかというと滑り手ですが過度な滑り手ではないと思っています。チョークをつけていればホールドに指の跡が付くほどではないです。(足裏からの汗はひどいです。)

逆に指の跡が付いてしまう人は確実に滑り手といっていいでしょう。

それでも滑り手として僕自身チョークを変えてみたり、下地を使用してみたり色々試してみましたが今一度滑り手について考えていきましょう。

この記事はこんな人におすすめ

そもそも手汗ってなんででるの?

滑り手はクライミングにとっては不利?

滑り手に対しての対策を知りたい

手汗はなぜ起こる?

滑り手の人は肌が割れるや裂けるということがありません。その代わり皮の消費は激しくなります。

ホールドが汗によって持てなくなってしまうのはもちろん、急に滑って吹っ飛ばされると恐怖心も芽生えてしまいますね。

根本的に手汗は何故でるのか?を解説していきます。

汗には温熱性発汗・味覚性発汗・精神性発汗の3種類があります。

温熱性発汗とは簡単に言えば運動をして起こる発汗です。

上がった体温を下げる働きがありますね。体温をコントロールするための汗なので正直こちらは生きていく上でとても重要。

味覚性発汗は辛い物を食べたときに出る汗。

一方、精神性発汗は精神的な変化に応じて出る汗のことです。滑り手はこの精神性発汗とつながりが強くなります。

詳しく掘り下げていくと、この精神性発汗は手のひらや足のうら、ワキなどの限られた部位での発汗になります。

何故精神性発汗が起こるのか?

精神性発汗=緊張汗ともいわれています。

文字通りですが緊張や焦り、不安、驚きといった精神的なことがきっかけででる汗のことです。

皆さんも大きなプレゼンの前や、時間に遅刻しそうな時など手に汗握るという状況を経験したことはあるのではないでしょうか?

大まかにいえばそれが精神的発汗と思っていただければOKです。

汗の基礎知識より

精神性発汗には厄介な点が2つあります。

  1. 精神性発汗は体温維持とはあまり関係がない
  2. 精神性発汗のメカニズムは詳しくはわかっていない

日常生活で考えると精神性発汗は邪魔なものでしかありません。嫌な臭いも発しますし、体温維持と関係ないのなら余計そう感じます。メカニズムがわかっていないのも厄介な点ですね。

滑り手と向き合う

正直、精神性発汗は生理現象と同じようなものです。僕はクライミングをしている限り致し方ないと思っています。

落ちたらどうしようという緊張感、ケガしたくない不安感がでてしまうのは当然のことですし、そういった思いがケガ予防にもなるはずです。

リポDクライマー
リポDクライマー
興奮していても手汗は起こるんですけどね。

そしてクライミングではある程度手のひらへの水分は必要だと思います。特にスローパーは適度な水分があるほうが止まるように感じます。

ただそれは適度な水分の場合であり、滑り手で悩んでる人は過剰な水分に悩んでいます。

ケガ予防っていうけれど滑り手がひどくて怪我しそうなんだよ!!と思う方もいるでしょう。

僕が言いたいのは、まず自分はどの程度の滑り手なのかを把握し、自分に合った対策を考えよう。ということです。

メリットと言えるのかは分かりませんが粉チョーク・液体チョーク・下地どれも滑り手向けの商品が多く逆に乾燥手の人は肌荒れなどでチョークに困っている印象です。

それもそのはず、粉チョークは滑り止めではないのです。

主成分の炭酸マグネシウムは吸収性に優れます。なので炭酸マグネシウムが手汗を吸収し汗で滑るのを抑えているだけであってチョーク自体に滑り止め効果はありません。

液体チョークのアルコールも同じ効果で、こちらは揮発するときに手のひらの汗も一緒に蒸発してくれる役割があります。

蒸気を考えると粉チョーク・液体チョークともに実際には滑り止めではなく手汗対策の商品なのです。

ポジティブに考えるなら滑り手の人の方がチョークから得る恩恵が大きく対策の幅も広いという事です。

個人的粉チョーク&液体チョークおすすめ

粉チョークならグラスプのウィットコンディション。

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液体チョークならPD9がおすすめです。

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この2つは僕が実際使用しているチョークになりますが、グラスプに関してはレギュラー、ウィットどちらも使用したことがあります。

正直かなり効果に違いがありますね。まず粉の感触がウィットのほうがフワフワしていてとても馴染みます。

ただ僕だと手汗が吸収され過ぎてしまうので、レギュラーと混ぜて使用しています。

PD9は数滴で充分な効果を発揮するので本気トライの時は好んで使います。

手に馴染ませて数秒待つと手が乾燥してきているなというのが分かります。

粉チョークと併用しなくても問題ないとのことですが僕は下地として使っています。

乾ききる少し前に粉チョークをつけることで手にすごく馴染むのです。

グラスプ+PD9が今個人的に1番効果を発揮してくれているチョークです。

チョークに関しては人によって合う合わないがあると思いますがまずは色々と試して見ることが大切だと思います。

手汗用制汗剤

もうチョークでは手汗が抑えられないという方は手汗用制汗剤を試してみて下さい。

手術という方法もあるみたいですがボルダリングで悩んでいるだけであれば何十万とお金が掛かってしまうので現実的ではありません。

制汗剤で抑える事が出来るのならそれが1番だと思います。

《まとめ》

クライミングチョークに関してはこれからも進化をしていくものだと思います。当然滑り手に対して有効な商品もたくさん出てくるでしょう。あとは自分に合った商品を見つけるだけです。

1つだけ小言を言うとホールドをこまめに磨くのもヌメリ対策になります。滑り手といいつつホールドを磨く癖がない人も実際周りにはいます。当然自分もヌメるという割に磨かないことがあるので気をつけたいと思います。

できることから対策していきましょう。では

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管理人カチピン
管理人カチピンです。 趣味のクライミング(ボルダリングメイン)&食べ歩き。 その他日常や興味のあることをグダグダ書いていきたいと思います。 一応クライミングと食がコンセプトですがその2つは両立するのでしょうか? どうぞよろしくお願い致します。
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  1. 名無しのメガネ より:

    ヌメ手クライマーなので参考になりました!
    手用の制汗剤なんてあったんですね!試してみようかと思いました!

  2. […] クライミングにおける滑り手対策 […]

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