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恐怖心と向き合うために大切なのは準備とメンタルコントロール

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皆様ごきげんようカメです。(@katinapinnti)

先日ブログでも記事にした通り映画【フリーソロ】の熱に当てられています。

何よりアレックスが凡人より抜きんでているのはクライミングスキルではなくメンタルスキルだと感じます。

生物的な話になるのですが人間が生まれながらに備えている恐怖心は実は

①高いところから落下する恐怖

②大きな音に対する恐怖

の2つだけなのです。

他は全て「後天的」に植え付けられたものなのですが、ここでふと疑問が湧いてきました。

先天的な恐怖心であるはずの高いところから落下する恐怖をアレックスはどう克服したのか?

アレックスの脳は偏桃体が普通の刺激では機能しないということがfMRIの検査で分かっています。アレックスは多少のことでは恐怖を感じないというのが科学的に証明されているわけですね。

ラビットうさぎ
ラビットうさぎ
偏桃体が機能していないと別の問題が発生するのでは?

カメX
カメX
ウルバッハ・ビーテ病のことですね。アレックスはそのような問題を発症しておらず、健康的で異常な部分はないそうです。

ただ本人は先天的なものではなく、何度も何度も体験し、克服してきたと言っています。

確かに健康的で異常な部分がないと医師に告げられているので、後天的に克服したと考える方が辻褄が合いますね。

僕はほぼボルダーでフリーソロと比べると全く規格が違いますが、それでもハイボルになると恐怖を感じてしまいます。

何か克服方法があればと思い、アレックスのインタビューなどを読んでみると、恐怖を乗り越えるヒントがいくつか見つけられました。

それを自分なりに解釈していきます。

今回は恐怖を乗り越えるヒントになるかもしれないお話。

誰にでも恐怖心があるというのを知る

生きていく上で不確定要素を完全に取り除くことはできない。

恐怖に向き合うための簡単な方法は、恐怖と向き合うことを恐れないこと。

アレックスでも恐怖を感じることはあり、その対処法は数回呼吸を意識してリラックスするように努めるということ。

意外なことにみんながしている方法と同じなんですね。

万全の準備で挑み、恐怖心を取り去る

全てのムーブを脳内でイメージし、全てのフットホールドを頭に叩き込んでいる。

そうすることによって不確定要素を限りなく少なくし、高難易度のクライミングも、万全な準備をしていることにより可能だと感じる事ができる。これが冷静さを保つのに役に立っている。

とアレックスは語っています。

オブザベーションの大切さを痛感しますね。恐怖に立ち向かい成果を出すにはそれなりの準備が必要になってくる、あるいは準備段階で成功か失敗かほぼ決まるのは仕事と少し似ていますね。

チャレンジを楽しむ

恐怖と障壁の克服だけがすべてではなく、その先の喜びに目を向ける事。

本気の熱意、言い方を変えれば自分が心から望むものに取り組むというモチベーションが自分に勇気を与えてくれる。

恐怖ばかりに着目してしまうと本来の力を出す事ができません。

無理な勝負をしない

自分の能力キャパ以上のことをする際に、自信過剰が命取りになるという事はみんな知っていると思います。

ただ自身不足の状態だと無意識のうちに自分の行動が邪魔されてしまうのです。

「べストラテジーは、自分が取り組もうとしているものに確固たる自信を持つことだ」とアレックスは語っています。

ただ根拠のない自信からの『自分にはできる』では不十分。狙っている課題が自分の能力範囲内にあることを、フィジカルと理性で理解するべきだと。

勇気と無謀は違うという事ですね。挑戦とは理解していくこと、理解が深まれば恐怖心もだんだんと克服していけるのだと思います。

アレックスは多くのチャレンジには運が影響してくるが、その運を自分へ引き寄せることは可能だと言っています。

アレックスはこうも語っています。

ハンドホールドが崩れたり、フットホールドがわずかに滑ったりと、幾度もない危ない瞬間を経験してきた。僕はラッキーだった。

このラッキーは状態の良好な岩を登攀するよう注意していることにより、運をできる限り自分側に引き寄せているための必然のラッキーだと僕は捉えています。

まとめ

あのアレックスですら、恐怖心はあるのですし人間の生存本能がしっかり働いているという事でもあり怖いと思う感情は恥じるべきことではありません。

ただ恐怖心に立ち向かう方法もあるということ、情熱があるなら立ち向かえるということです。

フリーソロとボルダーでは規模は全く違いますが、メンタルスキルへのアプローチの本質は同じだと思っています。

自信過剰も良くなければ自信がなさ過ぎるのも良くない。

そこのバランスをしっかりととり、自分を知り、相手(岩)を知ることにより恐怖心に支配されず落ち着いた最善の行動をとる事ができるのです。

自分を知り相手を知るというのが1番大切だという事が分かりました。要するに準備が万全なら恐怖心も生まれてこないという事です。

という事でハイボルにも積極的に挑戦していきたいと思います。そのために普段のボルダー以上に考えて登ることを意識していきたいですね。ただ、状態の悪いハイボルは触ることはないかな。

今のところは安全第一で頑張っていこうと思います。では

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管理人カチピン
管理人カチピンです。 趣味のクライミング(ボルダリングメイン)&食べ歩き。 その他日常や興味のあることをグダグダ書いていきたいと思います。 一応クライミングと食がコンセプトですがその2つは両立するのでしょうか? どうぞよろしくお願い致します。
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