こんにちは。カチピンです。
リードクライミングではパンプ防止のため呼吸の重要性を感じている人は多いのではないでしょうか?
ボルダリングにおける呼吸を考えてみたとき、僕自身呼吸を止めてしまうシーンが多々あります。
特に体制維持が難しい場面や辛いムーブをするときは、確実に呼吸を止めてしまいます。
トンデがずっとアドバイスしてるのは「呼吸がクライミングの核だ」って事。「呼吸をコントロールせず完登しても、それはただラッキーだっただけ」 。「呼吸はメンタルコントロールでもある」
— 渡辺数馬 (@kazumawatanabe) October 14, 2011
渡辺一馬さんは福岡最大級のボルダリングジム、ジップロックのオーナーでありプロクライマー。
トンデとはフランスのナショナル・ルートセッターであるトンデ・カティヨ氏。
呼吸には大別して2種類あります。腹式呼吸と胸式呼吸です。
ボルダリングにはどちらがいいのでしょう?
ボルダリング最中は腹式呼吸
胸式呼吸の特徴は肩が上がってしまうこと。
クライミングでは重心が低い位置にあるのが理想ですので、肩が上がり腕引きになってしまう胸式呼吸はあまりクライミングに適しているとは言えません。
腹式呼吸には筋肉へのリラックス効果があるため、力みすぎてホールドを取り損なうということも減るはずです。
ただガストンムーブの時は強制的に胸式呼吸になってしまうと思います。ガストンの場合は胸に力が入りやすい胸式呼吸がベストなのです。
僕はトンデ氏が言っている「呼吸はメンタルコントロールでもある」というのは単純に腹式呼吸をしなさいという意味だけではない気がします。
腹式呼吸にリラックス効果があるように、胸式呼吸には気持ちを奮い立たせる効果があるのです。
登る前は胸式呼吸で気持ちを高め、登っている最中は腹式呼吸で力みなく動く。それができてこそメンタルコントロールができていると言えるのではないでしょうか?
吸うよりも吐くを意識
よく言われる
クライミングトライ中の呼吸が大事実は酸素は足りていて
目的は酸である二酸化炭素を吐き出すこと筋肉に乳酸がたまり
筋肉/血液は酸性になるすると筋肉は収縮できなくなる
酸を体外に出す臓器は”肺”と”腎臓”
コントロールできるのは”肺”だけ
吸うより吐く、それも深く、何度も
— N_クライミング専門医 (@now_med_4_yall) June 21, 2019
呼吸を簡単に説明してくださいと言われたら酸素を吸って吐くことと僕なら答えます。
吸うという工程がはじめにくるのですが、実は吐くことの方が重要なんですね。
極論ですが肺の中の空気を思いっきり吐き出せば、意思とは関係なく勝手に酸素を吸ってくれます。
吐くことだけ意識すればいいのです。
次のホールドを取りに行くときにムッと息を止めてしまう人は多いと思います。
初・中級者に多く、正直僕もそのタイプです。
何故そうなるのかを考えたときに、息を止めた方が自分の体に力が入るような気がするのです。
実際息を止めることによって力は入ります。
しかし身体もこわばってしまうのです。
これは無駄な力も入ってしまっているからなんですね。
息を吐きながらの方が無駄な力みが取れ結果的に力が入ります。
最大出力は最高の脱力から生まれるのです。
ジムや外岩、あるいはSNSで難しいムーブを起こすときに叫んでいるという場面を見たことがある人は多いと思います。
叫ぶ、声を出すのは強いクライマーに多いですがこれは本当に理にかなっている行動なんですよ。
叫ぶことにより、数パーセント筋力が向上することを『シャウト効果』または『シャウティング効果』と呼ばれ科学的にも証明されています。
実際クライマーに限らず競技前や競技中に大声を出すスポーツ選手をみたことがある人は多いと思います。
しっかりと息を吐きだせる&気合も入いる+アドレナリンを引き出す事ができる。
叫ぶことは確かに効果があります。
しかしどこでもなんでも叫べばいいという考え方は僕は好きではありません。
特に外岩では慎重になってほしいです。
外岩では課題のすぐ近くに民家があることも珍しくはありません。
自分がクライミングをやっていなかったとして叫び声が聞こえてきたら怖くないですか?
僕なら気持ち悪いし驚きます。
叫んでも聞こえないような場所やクライミングに理解のあるエリアならばいいと思いますが課題に熱くなってしまい周りのことを考えないようでは人としていけません。
ようはTPOを考えましょうという事ですね。
叫ぶほど強くないし注目浴びるのは恥ずかしいという方は核心部前に大きく息を吸って、吐きながら取りに行くを徹底的し無意識にできるようにしましょう。
呼吸を意識することによりボルダリング能力も向上していくはずです。
呼吸とボルダリング/まとめ
胸式呼吸の記事を書いたときに、スポーツは胸式呼吸が向いていると感じていたので個人的にはボルダリングも胸式呼吸なのか?と思っていましたが、ボルダリングは腹式呼吸の向きでしたね。
ただボルダリングのための筋トレや課題を登る前に気持ちを奮い立たせたいときは胸式呼吸のほうが向いているので使い分けが大切ですね。
呼吸をコントロールすることはメンタルをコントロールすることです。
登りにリズムがあるように呼吸にもリズムがあります。
今一度呼吸に目を向けてみませんか?
では
[…] 呼吸をボルダリングに活かすことによりグレードUPを!! […]
[…] 呼吸をボルダリングに活かすことによりグレードUPを!! […]
[…] 呼吸をボルダリングに活かすことによりグレードUPを!! […]
[…] 呼吸をボルダリングに活かすことによりグレードUPを!! […]
[…] ○呼吸をボルダリングに活かすことによりグレードUPを!! […]
[…] 呼吸をボルダリングに活かすことによりグレードUPを!! […]
[…] 呼吸をボルダリングに活かすことによりグレードUPを!! […]
[…] 呼吸をボルダリングに活かすことによりグレードUPを!! […]